そうです。「富山県」の人が「富山」で初めて作ったから「富山型デイサービス」なんです。
はじまりは、平成5年。
富山赤十字病院で看護師をしていた惣万佳代子氏、西村和美氏、梅原けい子氏の3人が、高齢者、こども、障がい者がひとつ屋根の下で目配りの利いた福祉サービスを行いたいという思いで、「このゆびとまーれ」を創業しました。
惣万氏は「病院で看護婦として働いていることの限界を感じた。」と当時を振り返っています。病院でいくらお年寄りの命を助けても、最後の場面で「家に帰りたい」「畳の上で死にたい」とお年寄りが泣いている場面をたくさん見てきました。
そして以前訪れた老人ホームで、まるで生きる気力を無くしているかのようにお年寄りたちが全く話もせずに一日を過ごしている姿を見て、どこか違和感を感じました。
惣万氏は「子供といっしょに笑ったり、怒ったり、歌をうたったりすることはどんなリハビリよりもよい。子供がいればリハビリなんてする必要がない。」と言っています。

「このゆびとーまれ」のように、「赤ちゃんからお年寄りまで、障害があってもなくても一緒にケアする活動方式と、行政の柔軟な補助金の出し方を併せて「富山型」と呼びます。
官民一体となって地域ぐるみで介護される側、介護する側にもお役に立てる「富山型デイサービス」を目指していきたいと思っています。

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